私が購入したドライブレコーダーは説明書通りに接続すると、バッテリー上がりを起こす可能性があります。
バッテリー上がり防止の為、キーをOFFにした瞬間にドライブレコーダーの電源を遮断すると、正常に動画が保存されない等の不具合が発生してしまいました。
この不具合を解決する為に、今回はオフディレイタイマーの導入します。
施工は自己責任でお願いします。損害についても一切責任を負いません。
私が購入したドライブレコーダー Blueskysea A12
私は以前、バイクにBlueskyseaのA12と言うドライブレコーダーを取り付けました。
上の動画はBlueskysea A12の取り付けとレビューです。
ドライブレコーダーを使い続けたい
このドライブレコーダー、1万円代で購入する事ができます。映像が綺麗な上、スマートフォンと接続して瞬時に映像を保存することができます。とても気に入っていました。
また、不具合があった為、連絡するとすぐに新しい交換品を送っていただけました。サポートも充実しています。以上の事から、このドライブレコーダーを使い続けたいと考えています。
バッテリー上がり防止の為、配線方法を変更
しかし、Amazonのレビューを見ると、「マニュアル通りに接続するとバッテリーが上がる」と言う内容が目立ちます。
ドライブレコーダーとバイクは上の写真のように配線します。この方法はBAT B+(バッテリーのプラス)に常に電気が供給されています。
私は、バイクのキーをオフにしている時にドライブレコーダーへ電源が供給されないように「ACC電源」と「BAT B+(バッテリーのプラス)」を束ねて、「ACC電源」に接続していました。
これにより、バイクのキーをOFFにしている時は一切ドライブレコーダーに電力は供給されません。
配線方法変更の効果
友人も同じドライブレコーダーを購入し、説明書通りの接続方法で接続したところ、友人のドライブレコーダーだけバッテリー上がりが頻繁に起こりました。2週間放置するとバッテリーが上がる状態でした。(友人のバイクのバッテリーが弱っていた可能性もあります。詳しい事はわかりません。)
配線方法を変更している、私のバイクは2週間放置していてもバッテリー上がりはありませんでした。
配線方法変更による不具合
このドライブレコーダーはバイクのキーをOFFにすると、「10秒後に電源を切る」と表示され、撮影終了処理を行ってからドライブレコーダーがシャットダウンします。最後に、画面にロゴが表示されれば正常に終了しています。
しかし、バッテリー上がり防止の繋ぎ方をしたところ、撮影終了処理が終わる前にドライブレコーダーがシャットダウンしてしまいます。その為、最後の映像が撮影できない事が度々あります。事故が発生した時に事故の動画が閲覧できなければドライブレコーダーの意味がありません。
私が購入したドライブレコーダーはUSB給電でも動作します。その為、電源が切れても撮影終了処理が終わるまで動作するようにコンデンサが取り付けてあります(分解したところ取り付けてありました)。しかし、コンデンサの容量が小さく、動画撮影が終了する前にコンデンサの電気が無くなってしまいます。
オフディレイタイマーの購入
キーをオフにしている時はドライブレコーダーへ電源供給をしない状態は保ちたいです。今回の不具合を解決する為に、オフディレイタイマーをAliExpressで輸入しました。
Amazon等で取り扱いなかったので、ご連絡いただければメルカリ等で出品したいと思います。
Amazon等でオフディレイタイマー(遅れてオフ)を検索すると、オンディレイタイマー(遅れてオン)は多くヒットしますが、オフディレイ(遅れてオフ)はなかなかヒットしません。私も購入して2回失敗しています。2回ともオンディレイタイマーでした。
やっと、求めていた商品に辿り着きました。中国からの輸入で、説明書等は付属していません。
基盤に加えてケース付きでした。軽く絶縁保護してあげればバイクでも使用できそうです。
右下のDIPスイッチで、遅延時間を設定することができます。ドライブレコーダーはキーをオフにしてから10秒程で電源が切れるので、15秒ぐらいでセットして使いたいと思います。
遅延時間は0.5秒から120秒まで幅広く設定することができます。
オフディレイタイマーのテスト
ジャンプアップスターター(12V)を使用して、オフディレイタイマーを動作させてみます。
オフディレイタイマーはACCに電源を供給していない時はリレーは動作しません。赤色のLEDが常時点灯しますが、電気を消費するので取り外す予定です。
負荷側には、LED照明を取り付けました。ドライブレコーダで試したかったのですが、バイクに取り付けてあるので試すことができません。
ACCに電源を供給しました。これは、バイクの鍵をONにしている時と同じ状態です。瞬時にリレーが動作し、LED照明が点灯しました。
ACCの電源を供給するのをやめました。これはバイクのキーをオフにしている時と同じ状態です。リレーは瞬時にオフにならず、LED照明は点灯した状態が保持されています。
DIPスイッチの設定通り、12秒後にリレーがオフになりました。私が求めていた商品が手元にやってきました✨
通電確認用LED取り外し
このオフディレイタイマには「PWR」と書かれた、通電確認用LEDが搭載されています。このLEDはオフディレイタイマに給電されている間、光り続けます。
LEDが点灯をしている間、バッテリーの電力を使用し続けるのでLEDを取り外してしまいました。
リレー動作確認用LEDの外部出力
このオフディレイタイマには先ほど取り外した通電確認用LEDの他に、リレーが動作している時に点灯する、リレー動作確認用LEDが搭載されています。
リレー動作確認用LEDは取り付けるとケースの中に隠れてしまい、見えなくなってしまいます。そこで、取り付けられていたLEDを外して、別のLEDを取り付けました。
バイクに取り付け
適当に書いた結線図です。イラストのようにバイクとディレイタイマを接続します。オフディレイタイマによって、ドライブレコーダー(BAT+)への電源供給を制御します。
(2023/03/01追加)バッテリーとリレーの間にフューズボックスを追加しました。結線図は差し替えてありません。
施工は自己責任でお願いします。
今回は、オフディレイタイマを座席の下に収納します。車種はNinja 250 SLです。
Ninja 250 SLの座席下はこのようになっています。すでにドライブレコーダー・USB・ETCが取り付けられているので配線が複雑になっています。
オフディレイタイマを追加しました。ここまで座席下が複雑になると、バッテリー交換の時に大変そうです。
リレー動作確認用LEDは目立たない場所へ、タイラップで取り付けました。
動作テスト
動作テストを行います。
オフディレイタイマーのリレーが動作している事を確認する為に、ドライブレコーダの電源と一緒にETCも接続しました。
ドライブレコーダーに給電している時はETCにも給電している為、メータ上のLEDが点灯します。
施工した状態で、キーをONに回すとドライブレコーダとETCへ給電されました。また、エンジンが始動する事を確認しました。
キーをOFFの状態へ回します。この時、ドライブレコーダーは終了処理に入りますが、給電はされています。ETCの表示LEDが点灯しています。
ドライブレコーダのロゴが表示され、無事にドライブレコーダがシャットダウンしました。
ドライブレコーダがシャットダウン後も、ETCの表示LEDが点灯しています。ドライブレコーダとETCに給電されている事がわかります。
数秒経過後、ETCの表示LEDが消灯しました。ドライブレコーダとETCへの給電が停止した事がわかります。これでバッテリー上がりの心配はありません!
動作確認の動画
取り外した座席を戻し、動作確認を行った動画です。
これで、ドライブレコーダのデータが破損する事なく、バッテリーの保護もできるようになりました!
コメント